日本行政書士会連合会「日本行政」8月号を読んで
- hassan545454
- 2023年8月8日
- 読了時間: 1分
「日本行政」8月号の中、公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター専務理事 勝尾太一様寄稿の、「後見等事務における悩み(その人らしさを求めて)」を興味深く拝読しました。
特に、「これまで何の面識もなかった者が後見人等に就任することで直ちに、現在の被後見人の存念を理解することは出来ない。被後見人がどのような背景をもって生きてこられたかを理解することは、より困難であることは言うまでもありません。」
という記述に共感しました。
また「愚行権」という考え方についても触れておられます。
「愚行権」とは、個人が他者や社会からの干渉を受けることなく、愚か又は不合理な方法で行動する権利を行使することを許可されるべきであるという考え方です。
後見人等の心構え、受け止め方として、先述の愚行は愚かな行為、過った行為として一律に否定するのではなく、後見人が理解できない行為であったとしたも、被後見人にとっては重要な行為であると位置づけ、一律に否定することなく、まずはそれを実現するための方策を検討するために被後見人と向き合うべきであるという記述にも共感しました。
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